2026年JAF全日本ジムカーナ選手権PN1クラス朝山崇選手レポート

ETPグループ(ETPホールディングス株式会社、愛媛トヨタ自動車株式会社、愛媛トヨペット株式会社)は、2023年から全日本ジムカーナ選手権に出場している愛媛県松山市出身、在住の朝山 崇選手を応援しています。2026年のシーズンも朝山選手の活躍をレポートして参ります!


2026年JAF全日本ジムカーナ選手権


第1戦「GYMKHANA IN TSUKUBA」

2026年3月7日(土)8日(日)茨城県の筑波サーキットコース1000にて2026年JAF全日本ジムカーナ選手権第1戦が開催されました。朝山選手はPN1クラスでゼッケン41です。

【第1戦】

<決勝第1ヒート>
PN1クラス:35分05秒頃スタート
朝山選手:50分08秒頃スタート

<決勝第2ヒート>
PN1クラス:30分15秒頃スタート
朝山選手:1時間04分15秒頃スタート

第1戦 決勝第1ヒート
第1戦 決勝第2ヒート

<朝山選手からの参戦レポート>

大会名2026年JAF全日本ジムカーナ選手権第1戦「GYMKHANA IN TSUKUBA」
結果PN1クラス 2位(15台中)
日時2028/3/8(土)2026/3/7(土)~8(日)
場所筑波サーキット コース1000(茨城県)
路面状況ドライ

金曜から参加しましたが、開始早々、練習1本目のスタート直後にトランスミッションが壊れてしまいました。急遽代わりのミッションを探しましたが、昨年までのライバルだった斉藤選手が貸してくれることになりました。(今年は参戦休止とのことです。)すぐさま群馬まで部品を取りに行って戻り、その日は会場にて夜遅くまで載せ替え作業を行うことになりました。

土曜はその借り物のミッションに自分の車のLSDを載せ替えて走りましたが、1本目はゴールできたものの違和感あり。今度はどうやら自分のLSDが壊れたようです。またしても修理が必要ですが、昨日の作業で慣れたおかげか、なんと現地で2本目までに作業は間に合いました。

ただし、載せ替えたLSDはジムカーナ仕様ではないものです。LSDはかなり重要な部品で、私自身も大変こだわってセッティングを煮詰めているので、違うものになるだけでも辛いのに、ジムカーナ仕様ではないとなると大変なハンデです。それでも部品が無くて走れなくなる最悪の事態を避けられたことを思えば随分とありがたい状況ですので、あるものを使って最大限の結果を目指します。 土曜の2本目の走行で違うLSDの感触を確かめますが、特にターン区間で難しさがあることも理解したので、それをカバーできるように日曜の走行を組み立てます。

決勝。ターンが厳しいというのに、決勝コースはターンが増えています。それでも頑張るしかありません。1本目はライバルのミスにも助けられてなんとトップタイムでしたが、内容的にはあまり良くありません。2本目では、前半をかなり良い感じで走れたのですが、それゆえに油断してしまい、後半のターン区間でいつも通りの走り方に戻ってしまって大きくタイムロス。そして僅差でトップタイムに届かず2位で終わりました。

敗戦は痛いものの、トラブルが起きてリタイヤの可能性すらあった中で2位が獲得できたのは良かったです。また、ハンデ戦の中でも速さが発揮できるだけの、車両と走りの良さにも自信が持てた大会となりました。


第2戦「The Best Tarmac Attack in SPN」

2026年4月4日(土)~5日(日)新潟県のスピードパーク新潟にて全日本ジムカーナ選手権第2戦が開催されました。朝山選手はPN1クラスでゼッケン39です。

【第2戦】

<決勝第1ヒート>
PN1クラス:36分38秒頃スタート
朝山選手:45分11秒頃スタート

<決勝第2ヒート>
PN1クラス:35分40秒頃スタート
朝山選手:45分02秒頃スタート

第2戦 決勝第1ヒート
第2戦 決勝第2ヒート

【朝山選手からの参戦レポート】

大会名 2026年JAF全日本ジムカーナ選手権第2戦「The Best Tarmac Attack in SPN」
結果PN1クラス 1位(12台中)
日時2026/4/4(土)~5(日)
場所スピードパーク新潟(新潟県)
路面状況1本目:セミウェット、2本目:ドライ

全日本ジムカーナ初開催の会場で、私自身も全く走行経験のないコースでしたので、金曜から参加して習熟に努めました。今回はきっちりメンテナンスをしているのでトラブルもなく、金曜の練習走行でしっかりコースに慣れることができました。

コース幅は狭いもののスピードが乗る高速コーナーが多く、スリリングなレイアウトですが、走り始めから自分の運転感覚と合っていて相性の良いコースでした。初日からタイムも良く、横Gを長く溜め込むハイスピードコースは得意なので、他の選手にも差をつけることができました。

コース的には得意でしたが、初の会場なのでタイヤの残り溝や、ホイールのオフセット等をどのように選択するかといった細かなデータが無いので、金曜・土曜と一つずつ検証していき納得のいく状態まで詰めることができました。

決勝の朝は雨が降り、1本目には路面にも水が残る状況でしたがドライとほとんど変わらないようなグリップ感です。ここでトップタイムを出し、2本目でも抜かれることなく、更に自身はタイムアップを果たしてしっかり勝ち切ることができました。

3日間の殆どのセッションでトップタイムとなり、満足のいく今期初優勝となりました。


第3戦「オールジャパンジムカーナ in 仙台」

2026年4月25日(土)~26日(日)宮城県の赤門自動車テストコースにて全日本ジムカーナ選手権第3戦が開催されました。朝山選手はPN1クラスでゼッケン33です。

【第3戦】

<決勝第1ヒート>
PN1クラス:36分43秒頃スタート
朝山選手:50分13秒頃スタート

<決勝第2ヒート>
PN1クラス:34分43秒頃スタート
朝山選手:49分00秒頃スタート

第3戦 決勝第1ヒート
第3戦 決勝第2ヒート

【朝山選手からの参戦レポート】

大会名 2026年JAF全日本ジムカーナ選手権第3戦「オールジャパンジムカーナ in 仙台」
結果PN1クラス 3位(10台中)
日時2026/4/25(土)~26(日)
場所赤門自動車テストコース(宮城県)
路面状況ドライ

昨年は勝てなかったものの十分に手応えのあったコースなので、昨年同様の組み立てで臨んだのですが、名物のバンクの使い方も含めたコースレイアウトが結構異なっており、全く異なる走り方が求められるコースになっていました。

土曜からの参加でしたが、トップタイムからは常に遅れていて苦戦気味でした。同じ会場でもコースレイアウト次第で違う走り方が求められるところがジムカーナの面白さでもあり難しさでもあるのですが、今回はその部分で苦しめられました。走り方やラインを様々に試しましたが解決せず、少し不安の残る状態です。

決勝では、さらに予想外の強敵が現れました。

PN1クラスに唯一参加している日産ノートE-Powerが1本目から他を引き離すトップタイム。バッテリー残量が十分ある間は強烈なトルクで抜群の加速を発揮する車両ですが、いつもは前半で好タイムでも後半はバッテリー残量低下でタイムを落とすのですが、今回のコースはバッテリーの使用量も少なく回生もうまくできるようで最後までバッテリーが持ったようです。さらに、私はヤリス勢の中でも遅れを取り6番手。厳しいスタートです。

2本目では走り方を改善し、極僅かに0.15秒のタイムアップで3番手まで上がることができましたが、優勝したノートにも、2位のヤリスにも離され、結果以上に悔しさの残る内容でした。しかし、終わってみれば1位以下は超僅差の戦いで、あと0.1秒遅いと8位に落ちるという状況でしたので、苦しみながらも表彰台を獲得できたことは良かったと思います。

何か噛み合わないままに終わり、今後に備えて解決が必要と感じた大会でした。


第4戦「MAZDA SPIRIT RACING CUP IN TAMADA」

2026年5月16日(土)~5月17日(日)広島県のスポーツランドタマダにて全日本ジムカーナ選手権第4戦が開催されました。朝山選手はPN1クラスでゼッケン38です。

【第4戦】

<決勝第1ヒート>
PN1クラス:37分17秒頃スタート
朝山選手:53分04秒頃スタート

<決勝第2ヒート>
PN1クラス:34分48秒頃スタート
朝山選手:51分48秒頃スタート

第4戦 決勝第1ヒート
第4戦 決勝第2ヒート

【朝山選手からの参戦レポート】

大会名 2026年JAF全日本ジムカーナ選手権第4戦「MAZDA SPIRIT RACING CUP IN TAMADA」
結果PN1クラス 1位(13台中)
日時2026/5/16(土)~17(日)
場所スポーツランドタマダ(広島県)
路面状況ドライPN1 クラス 2 位(9 台中) シリーズ順位:2 位

前回の赤門ラウンドの不調について確認したところ、サスペンションに関わる部品の僅かな「へたり」によるものだと気付き、その対策を行いました。その際、元の状態に戻すだけでなく新たな発見もあり、以前よりも車のパフォーマンスが向上するという嬉しいおまけもつきました。これで、今まで以上に積極的に攻めた運転ができる自信を持てたので、期待して大会に臨みました。

土曜から参加しましたが、事前に改善した部分の効果が明確に感じられ、調子よく1本目からトップタイムで、2本目も僅かにタイムアップしてトップをキープできました。

今大会の会場であるタマダでは新品に近いタイヤよりも少し減ったタイヤの方が相性が良い傾向があり、そのタイヤ作りにはかなりこだわって、事前に走り込んでタイヤを作ってきました。その選択も良い方に出ていることが分かり、細かな部分の確認も行って万全の態勢です。

全日本ジムカーナの中でも屈指の来場数を誇るタマダの大会、今年も晴天に恵まれて大勢のお客様が来場されて盛り上がりました。このような環境で、大声援を受けて走れることは、ドライバーとしても大変幸せなことです。

日曜も土曜と似たようなコンディションですので、昨日に細かな確認まで行ったことをしっかり活かして走ります。そして、前日同様、暑くなる午後は条件的に厳しくなりそうなので1本目が重要ですが、1本目から会心の走りでトップタイムが出せました。

2本目、先に走るクラスでもほとんどタイム更新は無く、条件的には厳しそうです。それでも、1本目の悪かった部分の改善を僅かに積み上げることで、なんとか0.017秒のタイムアップに成功しました。ごく僅かなタイム差ですが、「トップタイム更新!」の絶叫アナウンスを聞けることは気持ちの面でも大きな違いなのです。そして、ゴール後に待ち受けていた大勢の観客の皆さんに向けてガッツポーズできたことも嬉しい思い出となりました。 これで、クラス唯一の2勝目となり、ポイントをリードすることができました。


第5戦「北海道オールジャパンジムカーナ」

2026年6月27日(土)~6月28日(日)北海道のオートスポーツランドスナガワにて全日本ジムカーナ選手権第5戦が開催されました。朝山選手はPN1クラスでゼッケン32です。

【第5戦】

<決勝第1ヒート>
PN1クラス:42分17秒頃スタート
朝山選手:映っていません

<決勝第2ヒート>
PN1クラス:40分05秒頃スタート
朝山選手:49分48秒頃スタート

第5戦 決勝第1ヒート
第5戦 決勝第2ヒート

【朝山選手からの参戦レポート】

大会名 2026 年JAF全日本ジムカーナ選手権第5戦「北海道オールジャパンジムカーナ」
結果PN1クラス 1位(7台中)
日時2026/6/27(土)~28(日)
場所オートスポーツランドスナガワ(北海道)
路面状況ドライ

砂川市の石狩川の河川敷に設けられた広大なコースであるスナガワは、ハイスピードコーナリングが求められるコースなのですが、ここ数年ではオーバーステア(いわゆるドリフト状態=タイムロス)に悩まされてきました。ただし、今年は細かなセッティングを安定方向に見直しており、加えて前戦から変更したフロントサスペンションの改善も強い武器になるはずなので、事前に頭でシミュレーションする限りは良い走りができそうだなと感じつつ、大会に臨みます。

金曜から参加しましたが、オーバーステアにも悩まされず、事前の予想通り昨年までとは全く違う良い感覚で走ることができています。タイムも最初は出遅れましたが、徐々に上げてトップタイムとなり、大変良い感触で初日を終えました。

土曜日、朝は天気予報通り雨が残り、1本目は少し路面に水たまりが残る状況で走行しますが、ここでもトップで好調です。その後は晴れ予報なので、本番用タイヤの皮むきを兼ねて走るつもりでしたが、予想外の強い雨に見舞われます。

皮むきもできず、仕方なく中古タイヤで走りました。屋外競技ですので、細かく計画を立てていてもその通りにならないこともあります。こういう場合は臨機応変に対応するしかありません。

日曜の決勝。日本周辺にあった台風の影響なのか、この日も不安定な空模様です。走る前にもパラパラと小雨が降りますが、路面状況に影響はなくドライ路面で1本目をスタート。昨日皮むきができなかったことが影響したのか、前半でタイヤグリップが不足して思うように走れない部分がありましたが、後半で徐々にグリップも改善。結果はトップタイムで良い出だしです。

その後も何度も小雨が降りますが路面を濡らすほどにはならず、むしろこの季節にしては午後でも路面温度が低く抑えられてタイムアップ可能なコンディションです。つまり他の選手に逆転される可能性も十分あるので気を引き締めて走行します。

特に前半の改善に集中し、しっかり走り切ってタイムを大幅に上げましたが、残念ながらパイロンタッチのペナルティが付いてしまいました。それでも、1本目の私のタイムは誰にも破られず逃げ切りで優勝できました。

3勝目をあげたことも嬉しいですが、それ以上に事前のシミュレーション通りにコトが運んだのが大変嬉しい結果となりました。


第6戦「天下分け⽬のジムカーナ決戦!ALL JAPAN GYMKHANA in OKUIBUKI」

2026年7月25日(土)~7月26日(日)滋賀県の奥伊吹モーターパークにて全日本ジムカーナ選手権第6戦が開催されました。朝山選手はPN1クラスでゼッケン40です。

【第6戦】

<決勝第1ヒート>
PN1クラス:41分12秒頃スタート
朝山選手:1時間2分16秒頃スタート

<決勝第2ヒート>
PN1クラス:40分32秒頃スタート
朝山選手:1時間1分8秒頃スタート

第6戦 決勝第1ヒート
第6戦 決勝第2ヒート

【朝山選手からの参戦レポート】

大会名 2026 年JAF全日本ジムカーナ選手権第6 戦「天下分け目のジムカーナ決戦! ALL JAPAN GYMKHANA in OKUIBUKI」
結果PN1クラス 4位(14台中)
日時2026/7/25(土)~26(日)
場所奥伊吹モーターパーク(滋賀県)
路面状況ドライ

昨年優勝しており、自分としても良いイメージを持っているコースでの一戦でした。金曜から現地入りし、タイヤの残り山違いによる比較、エア圧の確認などを行いながら走行を重ねました。走り出しから車両の感触も悪くない状態でしたが、周囲の選手との差は少なく、セッティングの方向性には一定の手応えを得られたものの、明確に優位と言えるほどの差は作れない状況でした。

土曜日は、タイヤのエア圧などの細かい確認を消化しつつ、コース攻略に集中しました。コースは手の込んだ難しいレイアウトで、攻めどころと抑えるべきところの判断が難しいものでした。それでも大きく外さず上位にはつけたののトップではなく、上位勢は僅差で並ぶ中で決勝を迎える形となりました。

日曜日の決勝コースは、基本的には土曜と似た構成ながら新たな要素が追加され、再び対応力が問われる内容でした。前日までの走行分析から改善できる部分を見直し、1本目に臨んだ結果は1位タイムでしたが、ペナルティの付いた選手の中には更に速いタイムの選手もおり、また、これまでの傾向として2本目の高温路面でもタイムアップ可能なので、最後まで油断できない展開でした。

2本目は、走行の直前に急に曇って涼しい風が吹いた影響からか、スタート直後から微妙に車両の感触が変わったように感じ、終始リズムを合わせきれない走行となりました。良い区間もあった一方で、明らかなタイムロスも自覚しながらの走行となり、結果的には1本目からタイムダウン。3名の選手に逆転され、4位でのフィニッシュとなりました。

今回、結果次第ではシリーズチャンピオン決定の可能性もあったようですが、この結果により次戦以降へ持ち越しとなりました。勝てる可能性があっただけに、非常に痛い敗戦です。

大会後に走行内容を分析したところ、低速コーナリング区間ではトップタイムを記録している箇所が多い一方で、長く続くコーナリング区間でタイムを落としている傾向が明確に見られました。特定の区間で明らかな傾向が出ている場合は、車両側に何らかの課題がある可能性が高いと考えています。次戦に向けて、車両状態を再確認し、長いコーナリング区間での速さを改善できるよう対策を行います。


朝山選手の活躍は、下記のリンクからもご覧いただけます。


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