全日本ジムカーナ参戦 朝山崇選手応援レポート 第3戦

2023年6月3日4日に「2023年JAF全日本ジムカーナ選手権第3戦ALL JAPAN GYMKHANA in 名阪 まほろば決戦」が開催されました。

ETPグループが応援・車両提供している「朝山選手」と「ヤリス」については、前回の記事「全日本ジムカーナ選手権参戦 朝山選手を応援しています」をご覧ください!

ゼッケン19をつけた朝山選手、6月3日公式練習ではPN1クラス2番手の好調な走行でした。

そして、6月4日の決勝では快調な走りで見事PN1クラス優勝をされました!


2023年6月4日 2023年JAF全日本ジムカーナ選手権第3戦ALL JAPAN GYMKHANA in 名阪 まほろば決戦

朝山選手の活躍を、動画でご覧ください!

〈決勝第1ヒート(ALL)〉PN1クラス 28分12秒頃からスタート  朝山選手 35分54秒頃からスタート
〈決勝第2ヒート(ALL)〉PN1クラス 21分37秒頃からスタート  朝山選手 29分25秒頃からスタート

ズミー ZummyRacingFamily「2023年JAF全日本ジムカーナ選手権第3戦名阪 決勝第1ヒート」
ズミー ZummyRacingFamily「2023年JAF全日本ジムカーナ選手権第3戦名阪 決勝第2ヒート」

朝山選手より、第3戦の感想、コメントをいただきました!

全日本ジムカーナ選手権第3戦
名阪スポーツランドCコース
決勝:優勝

近畿地区のメッカ、名阪Cコースでの開催です。余談ですが、23年前の私の全日本デビューの地です。その時はトップと3秒差で24台中19位。全く勝負にならず、負けず嫌いの心に火が付いたのを覚えています(笑)

前戦の大敗後にあらゆる部分を全面的に見直したところ、車の不調&セッティングも悪く、二重で遅い状態でした。繊細な前後バランスに拘って開幕前の寒い時期に仕上げた元のセッティングは、グリップの上がる高温DRYで遅い車だったのです。これでは当然勝てません。気付くのが遅れましたが、大敗によって気付けたのはラッキーでした。
結局、変更可能なパーツの殆どの仕様を大変更して別物の車になりましたが、ライバルと競わないとその効果の程は分かりません。少し期待と不安を覚えながら大会を迎えることとなりました。

今回は金曜から参加ですが、台風2号の影響による豪雨でコース全体がまさに池。マージンを取って走る状況でしたがタイムは良好です。新仕様の車のWETの速さは確認出来ました。その後も雨は酷く強さを増したために午後の練習会は中止になり、お陰で夜は早めにじっくり休めました。土日は晴れ予報のため、ここからは課題であるDRYでの戦いです。

土曜の公開練習は、1本目のパイロンペナルティを除けば2本ともトップタイム。今までと全然異なる車の動きで、思い通りに走れて満足のいく内容です。明日も何も変更せず決勝に臨むことにします。

決勝。昨日より暑く、1本目勝負の気配です。その大事な1本目は昨日の改善をして更に良い走りでトップタイム。狙った通りの展開です。午後に向けて路温は上がり続け、普通ならタイムUP困難な展開ですが、勿論守りに入らず2本目も更にタイムUPする意気込みを維持して準備します。
しかし、今回は精神論ではない自信がありました。この2日間のDRY走行で、「この車の限界を使いこなせず余らせているのでは…」と感じていたので、2本目はリスク承知の上で今までの限界を超える速度で走ってみました。するとヤリスは見事にそれに応えてくれて、殆どの選手がタイムダウンする中で更に大幅にタイムUPできたのです。2位以下とも大差の完勝で、嬉しいPN1ヤリスでの初優勝となりました。

今回は、出発直前まで車の改良を続け、今までの限界を超える攻めた走りで、ひたすら攻め続けた結果でした。勿論、こういうトライが裏目になることもありますが、失敗を恐れて何も変えないと進歩はありません。今回は幸運もありましたが、恐れずに攻めたことでPN1ヤリスへの理解が深まり、今後に繋がる進化が果たせたと思います。

これでシリーズランキングは、マツダ2の福田選手と同点トップに浮上しました。良い位置に付けて中盤戦に向かうことになりましたので、この勢いを是非繋げていきたいと思います。
引き続き、応援よろしくお願いします。


6月12日 優勝報告に来てくださいました。
朝山選手<左>/社長の横田<右>
優勝の表彰楯

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