2024JAF全日本ジムカーナ選手権レポート

ETPグループ(ETPホールディングス株式会社、愛媛トヨタ自動車株式会社、愛媛トヨペット株式会社)は、2023年より全日本ジムカーナ選手権に出場される愛媛県松山市出身、在住の朝山 崇選手を応援しています。そして2024年も引き続き朝山選手を応援して参ります!

※※※第4戦レポート更新※※※

2023年の朝山選手の活躍は、下記のリンクよりご覧ください。

そして、2023年シリーズチャンピオンのお祝いとして、ETPグループよりレーシングスーツを寄贈しました。新しいスーツでの活躍も期待しています!

“CLA公式インスタグラム@cla_racingsuits”

2024年全日本ジムカーナ選手権


第1戦・第2戦「もてぎスーパースラローム2024」

2024年3月16日(土)~17日(日)栃木県のモビリティリゾートもてぎ南コースにて連戦で開催されたました。第1回戦と第2回戦の様子を動画にてご覧ください。
朝山選手は、PN1クラスでゼッケン30です。

第1回戦

〈決勝第1ヒート〉
PN1クラス 32分42秒頃からスタート
朝山選手  48分55秒頃からスタート


〈決勝第2ヒート〉
PN1クラス 34分02秒頃からスタート
朝山選手  50分30秒頃からスタート

第1戦 決勝第1ヒート
第1戦 決勝第2ヒート

第2回戦

〈決勝第1ヒート〉
PN1クラス 37分56秒頃からスタート
朝山選手  53分10秒頃からスタート

〈決勝第2ヒート〉
PN1クラス 33分53秒頃からスタート
朝山選手  51分00秒頃からスタート

第2戦 決勝第1ヒート
第2戦 決勝第2ヒート

【朝山選手よりコメント】
ダブルヘッダーで2戦ありましたが、両大会とも優勝する事が出来ました。金曜の練習走行から全走行でずっとトップタイムを出し、決勝でも大差をつけて、内容的にも大変好調でした。
先日のマイナーチェンジの影響で今年から使用タイヤサイズが変わり、フロントが195から205幅に太くなっています。(旋回性を重視して、リヤは195のままです)
これによって加速も操舵も力強さが増して、かなり積極的な運転が出来るようになってタイム自体も上がったのですが、元々の車のセッティングの方向性がタイヤ幅の変化にピタリとハマり、ライバル勢より一歩抜け出せているようです。

また、スポンサーのATSさまより今年から「フルカーボンクラッチ」を供給頂き、これが超軽量なためにエンジン性能が向上しているのも好調の一因です。
ダブルヘッダーなので、大会への取り組み方もいつもと違う流れでしたし、純粋に肉体的にも精神的にも疲労感が強かったのですが、何とか工夫を凝らしながら乗り越えて、上手く走ることが出来ました。Newスーツの初陣を最高の結果で飾ることが出来てとても嬉しいです。

次回までは2カ月弱の長いインターバルとなります。恐らくライバル勢は徹底的に対策を進めてくると思うので、油断をせずに次戦以降に備えたいと思います。引き続きよろしくお願い致します。


第3戦「MAZDA SPIRIT RACING CUP IN TAMADA

2024年5月11日(土)~12日(日)広島県のスポーツランドTAMADAにて開催されたました。第3回戦の様子を動画にてご覧ください。
朝山選手は、PN1クラスでゼッケン27です。

第3回戦

〈決勝第1ヒート〉
PN1クラス 30分20秒頃からスタート
朝山選手  44分50秒頃からスタート


〈決勝第2ヒート〉
PN1クラス 28分37秒頃からスタート
朝山選手  42分28秒頃からスタート

第3戦 決勝第1ヒート
第3戦 決勝第2ヒート

【朝山選手よりコメント】
愛媛の近場ながら大会時ぐらいしか走る機会が無いのですが、不得意ではないコースです。
この主催者は集客にとても注力されていて、毎回大勢の観客に来場頂いて盛り上がります。私も大好きなイベントです。
土曜からの参加ですが、この日は晴天。色々と試しながらもトップで終えました。
しかし日曜は雨100%の予報。私も含め、殆どの選手がWETデータが無くぶっつけ本番になり、経験値で決め打ちするしかない状況です。
雨の決勝1本目。ミスも無く、自分のイメージ通りの走りなのにトップ斉藤選手と大差の3番手でした。最初は理解に苦しみましたが、ビデオ分析では高速コーナーが全て遅く、自分の速度イメージの間違いが判明。簡単に言うと「ぬるかった」のです。
2本目は限界を高めて攻めるのみですが、走行直前に雨がとても強くなり路面状態は悪化。ハイドロプレーニング現象多発の悪条件でしたが、諦めずに豪雨の中を攻め抜きました。
その結果、豪雨の中ではダントツタイムで大きくタイムUPしたのですが、斉藤選手には僅かに0.017秒届かず2位となりました。
2本目の走りは凄かったと多くの方(斉藤選手にも)に言われ、確かに自分でも満足の走りでしたが、逆に言えば1本目のぬるさが悔やまれます。今後の改善点として強く反省すべき大会となりました。
長年競技を続けてきてもまだ伸び代があり、終わりがなくて大変な世界ですが、今後に活かして更に強い戦いが出来るように頑張りたいと思います。


第4戦「ALL JAPAN GYMKHANA in 名阪 まほろば決戦」

2024年6月1日(土)~2日(日)奈良県の名阪スポーツランドCコースにて開催されたました。第3回戦の様子を動画にてご覧ください。
朝山選手は、PN1クラスでゼッケン29です。

第4回戦

〈決勝第1ヒート〉
PN1クラス 45分34秒頃からスタート
朝山選手  1時間00分23秒頃からスタート


〈決勝第2ヒート〉
PN1クラス 26分43秒頃からスタート
朝山選手  42分12秒頃からスタート

第4戦 決勝第1ヒート
第4戦 決勝第2ヒート

【朝山選手よりコメント】
過去にも多くの勝利を挙げた得意なコースで、昨年のFFヤリス初優勝もここなので連覇を狙います。
コースに特長があるため走り込む程に有利なコースですが、今年は事前練習も行けず、大会も土曜から参加で走り込みは少なく、その点では苦しいスタートを予感します。
土曜は、前日から走る斉藤選手に1本目は遅れてやはり予想通りの展開ですが、ビデオ分析等を駆使した2本目に何とか逆転して食らいついていきます。

迎えた決勝日。またも不安定な天候で、いつ雨が降るか…という中、1本目はDRYで走れました。
1本目では、車とのシンクロ率が低い感触で、斉藤選手に続く2番手。我ながら少し納得のいかない走りで、運転手が走り込み不足で限界に達していないような感じです。
2本目の逆転のため、ビデオ分析で走行イメージ修正を行い備えていたところ、1本目の後半クラスの頃に一気に豪雨となり路面は完全WETになってしまいました。2本目までに時間も無く、乾く見込みも無さそうなので負けを覚悟し、この時点では本当に諦めていました。

ところが、その後すぐに雨が止み、お昼の慣熟歩行に行くと路面から湯気が出て蒸発しているのです。それを見て、再びやる気スイッチが入りました。DRYで走れる!逆転できる!と信じ、目に映るWET路面を頭の中でDRY路面に変換し、攻めるイメージの慣熟歩行を行いました。

その後も予想以上に路面はどんどん乾き、私の走行前には一気に強い晴れ間も出て路温も上昇。まだ少し水溜りが残っていましたが、完璧に天候が味方してくる中では絶対逆転するしかない!と終始攻め続け、結果は僅か0.04秒上回っての奇跡的な逆転勝利となりました。(僅差で負けた前戦のリベンジも達成。)

一度本気で勝利を諦めた後に逆転したのは私も初めてで、諸々ラッキーでした。月並みですが本当に最後まで諦めてはいけませんね。当日の午前中の自分に言い聞かせたいです(笑)
2勝同士のイーブンになりそうな所を、逆転で3勝1敗に勝ち越し、シリーズ争いで大変大きい結果となりました。しかしまだ半分を折り返す前ですので、引き続き油断せずに戦っていきます。


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